那覇市賃貸マンションの最上階です。
天井クロスのジョイントの剥がれが酷いので貼り替えます。
コンクリート下地にモルタル仕上げで、合わせ切りのカッターが強くてモルタルが剥がれてきたのかな、という印象でしたが、
断熱材スタイロフォームに薄くモルタルを塗っただけの下地でした。
指で押してもへこんでしまいます。これではローラーでジョイントを押さえられません。 軽く寄せる程度でないと、モルタルにローラーの跡がついてしまいます。
ジョイントだけでは無く、クロスを剥がすとモルタルが崩れたり、下紙の中で割れたりします。
この下地の状態では、下地からやり直さないと綺麗に収めるのは不可能なので、
状況を説明してから、パテで補修した後にクロスを貼ります。
実はこういう下地の現場は沖縄で二度目でして、
内地ではこういう下地の施工は経験が無く、請元に問い合わせてみると、沖縄では
結構あるケースとの事でした。
下敷きテープを入れ、強く押さえないように施工しましたが、すこし跡がついてしまいました。 乾けば多少は目立たなくなるかも知れませんが、自分でも納得のいかない仕上がりです。
リビング天井
洋間天井
今回のように、スタイロフォームに薄くモルタルをかけた下地は、明らかにクロス下地として不適合なので、通常の仕上がりとは異なる結果になると言うことを了承頂く必要があります。