糸満市 クロス貼り替え 川崎内装

東京で20年、リフォーム会社で原状復帰作業に従事しておりましたが、2017年より糸満市に移住して参りました。 営業品目 クロス、襖、障子、ダイノック、CF、タイルカーペット、フロアタイル などのリフォーム工事 第二種電気工事士 お問い合わせはコメント欄へお願いいたします。

那覇市 マンション クロス貼り替え

クロスの施工方法でよく話題に上がるのが、「合わせ切り」と「突きつけ」のどちらの施工工法が適切か?

という問題です。

結論から申し上げますと「ケースバイケース」であると思います。

自分の場合は、賃貸物件に量産クロスを貼る現場が多いので、突きつけ施工がメインです。 ドア上、窓上など、どうしても合わせ切りをしなければならない箇所は、合わせ切りしてから和紙テープを入れるか、コークボンドを塗って補強しています。

貼替に入った現場ですが、前の職人さんは、全てのジョイントを合わせ切りした後コークボンドを塗りこんでいました。 ここまで手間をかけるなら、下敷きテープを入れた方が楽なんじゃないかと思いますが、それぞれやり方があるので、綺麗に収まっていれば問題無いと思います。

問題があるのは、下敷きテープ無しで合わせ切りで貼り替える方法だと個人的には感じています。

この天井の様な下地の状態で、下敷き無しで合わせ切りをすれば、短期間でジョイントが割れてくると予想されます。

「下地を切らずに合わせ切り出来るから大丈夫だよ」と言う職人さんも居りますが、

ワンルームの壁面全てのジョイントですら数十か所あると予想されるので、それが技術的に可能なのかどうかは、自分には判断がつきません。

以上の理由から、自分は天井も基本的に突きつけ施工をしています。
突きつけ施工のデメリットはジョイントが目立ちやすい、という点ですが、最近の量産クロスは突きつけでも目立たない材料が多いです。

もちろん、量産でも薄い材料やジョイントが目立つ物もありますので、そういう場合は下敷きを入れて合わせ切り施工をします。

尚、下地の状態によっては突きつけ施工でもジョイントが割れるケースも存在しますので、絶対ジョイントが割れないという事では無い、という事を申し添えておきます。

西原町 賃貸マンション 化粧合板にクロス貼り

やはり表面が浮いてきてしまいました。こうなるともう綺麗に戻すには、一旦剥がして下地処理のやり直しをしなければなりません。

ここも出窓右下が膨れてきてしまいました。手直しするのであれば、一旦剥がしてパテを打ち直してまた糊を塗布して貼る手順になると思いますが、パテと糊の水分で、すぐ近くが膨れてくる可能性があります。

そうなるときりがありません。この面だけでもべニアを上貼りしたほうが確実だと思いますが、予算の関係もあり、どういう処置になるかはわかりません。

 

西原町 賃貸マンション 化粧合板にクロス貼り 下地処理

沖縄ではこういう板目地の化粧合板仕上げがとても多いです。石膏ボードにクロスを貼るより、工程も材料費も抑えられるのと、廃棄物の処理費用も関係しているのかなと思います。

経年劣化で表面が浮いてしまっている箇所は、剥がしてボンドで下地処理した後パテを打ちます。

この作業で厄介な点は、クロスを貼った後(直後の場合もあれば後日の場合もあります)に表面が膨れてくる事がある、という点です。

パテの水分とクロスの糊の水分が浸透して膨れてくると推察されます。

では全面にシーラー処理をすれば膨れを抑えられるんじゃないか、と想像しますが、

シーラー自体も水性であり、シーラー処理後にあちこち膨れてくる事もあります。

油性(溶剤系)のシーラーもありますが、高価であり、それを全面に塗布し目地全てにくまなく浸透させる手間と費用を考えた場合、上からべニアを貼って新規に下地を作った方が早くて安価で確実な施工であると思います。

化粧合板自体が、本来仕上げ材であり、上からクロスを貼る前提の材料では無いので、あくまでも簡易的な作業であることを説明した後、作業します。

梁もパテ処理して、クロスで巻くように指示がありましたが、出隅の仕上げ材との境に段差があり、梁の化粧合板も所々下地が無く動く場所もあるので、将来パテが割れる可能性があると報告してから施工しました。

大工作業(化粧合板の貼り替え、下地の追加)無しでの施工ということでしたので、可能な範囲での作業となります。

 

西原町 賃貸マンション 収納扉にクロス貼り施工

収納扉に穴を開けてしまったとの事で、塞いでクロスで補修しました。

収納扉は開け閉めが多く、傷がつきやすいので、表面の強度を考えるとダイノックのようなシートが適切だと思いますが、材料の値段差と施工難易度を比較すれば、早くて安価なクロス施工、という選択もあるのかなと思います。

ただ、クロスの場合は頻繁に手が触れる引手付近は、居住しているうちにほぼ確実に傷ついたり、剥がれたりしますので、入居者が入れ替わる度に貼り替えとなり、トータルでみたランニングコスト的にはどうなのかな?とは思います。

 

西原町 賃貸マンション 洗面所クッションフロア上貼り施工

既存はCFではなく、長尺シートです。こういう場合に、剥がして貼るか上貼りするかですが、端を少し剥がしてみて下地の状態を確認します。

剥がしてみたところ、接着状態がしっかりしており、長尺の裏にモルタルがくっついてきてしまいます。

この場合は全面剥がすと下地を不必要に痛めるだけなので、段差が無い部分のみ剥がしてパテをして、上貼りします。

洗面台は交換の為、撤去しました。洗濯パンも外して貼って戻した方が楽で綺麗に仕上がるのですが、床下接合部からの漏水の可能性があるので、基本的には外しません。

西原町 賃貸マンション ふすま貼り替え

襖といってもクロス仕上げです。築10年くらいは経っていそうな感じでしたが、サイズ違いの引手が接着剤でついていました。どういう事情があっての、この処理の仕方は知る由もありませんが、次に作業する職人には不必要な負担になることは間違いありません。

沖縄に来て様々なリフォーム現場を施工しましたが、新築完了時の検査がとてもおおらかであるのかな、という印象です。例えば、コンセントプレートが傾いた状態がとても多いです。まっすぐに直そうと思ったら中のボックスが斜めについていて直せなかったりします。

コンセント自体の性能にはなんら問題が無いので、その辺は割り切って作業しないと時間ばかり掛かってしまうので、そのまま仕上げます。